FJ DESIGN EXTERIOR

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攻めてる?堅実?FJ流モダンエクステリア_春日井市 W様邸

最終更新日:
ヘーベルハウスモダンスタイル
スタイル モダンスタイル
概要 近隣商業地域、敷地約88坪、東側幹線道路。都市近郊住宅地、敷地高低差0.3m以下。
建物外観の重厚感とのバランスを考えたエクステリアデザイン設計

「モダン」の意味を辞書で調べると、「現代的であるさま。近代的であるさま。」とあります。では、現代的って何?近代的ってどんなイメージ?漠然としていてますますわかりません。

このように辞書を引いてもよくわからない「モダン」のイメージは、人によって解釈が大きく異なるとても曖昧なジャンルです。

ある人は和風のイメージで「モダンな庭がほしい」と言います。かたやモノトーンのポップなインテリアを「モダン」デザインだと思って喋っていたり、ロートアイアン調の扉や小物を見て「モダンですてき」と言ったりする人もいます。ナチュラルな素材を使っていてもシンプルだから「モダン住宅」と呼んだりもします。

つまり、人それぞれに「モダン」の持つイメージは違っていると思って間違いありません。余談ですがモダンは単独で使わずに、和モダンやナチュラルモダンという風に、〇〇モダンと補足キーワードを付け足して使うとイメージが相手に伝わりやすいかもしれません。

そうしたことから、ヒアリング時にお客様の要望でモダンにしたいと言われても人それぞれ違っていることを前提に、どこまで攻めたモダンにしたいのか?を探っていきます。

FJエクステリアでは便宜上WEBサイトにモダンというカテゴリー分けをしますが、モダンと言えば「これ」といった具体的なモチーフで設計している訳ではありません。モダンなエクステリアをデザインする時の概念は、“加算しない・無駄を作らずシンプルを極める”「引き算」を徹底することです。どこまで攻めるか?とは外構で作る構造物を一つのオブジェとして魅せていく度合いでしょうか。

低い階段でゆったりと上がるアプローチ。道路側からは見えない奥の壁にインターホンとポストがある。
蹴込をとって床が浮いているように作ることで一つの塊(オブジェ)として見えてきます
外観を損なわないカーポートと 、奥の壁の後ろは自転車置き場。
壁で囲まれ、完全にプライバシーを確保した芝生の庭はエントランスとは別世界。
3枚の壁の重なりで奥行きの立体感を感じさせるエントランス空間作り

モダンの施工実例の代表格、どれも似た印象のヘーベルハウスのエクステリアですが、住宅の外観からさらにアバンギャルドに攻めたエクステリアデザインなのか、四角い外観の堅実でシンプルで落ち着いたエクステリアデザインなのかは、よく見ると微妙に違います。

このW様邸の実例は後者に近く、ベーシックなセミクローズドスタイルの構成で、斬新な攻めたデザインを取り入れているわけではありません。それでも2枚の大きなRC構造の打放し仕上げの壁が存在感を出していて、どっしりと安定感のあるカッコいいデザインとなっています。

広い間口を単調に感じない奥行き感のあるエントランス。ヤマボウシのシンボルツリーがバランスの要。

RC造の打放しの壁はヘーベルハウスの外観にとても似合います。階段やゲートのような自由に造形できる利点を活かした攻めたデザインとして使うこともありますが、今回のようにコンクリートのソリッド感をストレートに感じさせるシンプルな使い方にもご注目ください。

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