二世帯住宅建て替えに伴う外構工事

今回のプロジェクトは、公道への出入り口（門）は共有、敷地内の玄関は世帯別となる新築住宅。
世代によって違う家族のご要望を叶えながら、広い敷地内でも統一感のあるエクステリア計画を実施しました。

敷地中間は子世帯のアプローチゾーン、土間の正面奥は親世帯アプローチゾーンと、大きく3つのゾーンに分けられます。
ゾーンごとにこだわりと必要な機能は違いつつも、全ての空間の仕切りに同じRC打放しの壁を使うことで統一感を持たせます。

広い駐車場スペースに対して、壁を相応の高さに設定することで空間のバランスを保つよう工夫。

今回採用したエントランスのグリルシャッターは、近隣へオープンにする配慮を優先しましたが、核心である「プライベートは隠したい」という反する要望も起きました。

駐車スペースの正面奥に設けられた大きな壁と、その手前に植えられたシンボルツリーがその「核心部分を隠す」役割を果たしています。

深度のある奥行きを利用し「開放的に見せながらも適度に隠す」効果は、まるで旧邸宅やホテルのエントランスのような高尚な印象を与えます。

（RC造エントランスゲート）RC打放し仕上げ【一部塗装、一部タイル張り：名古屋セラミックス_クリフストーン】
（電動シャッター）文化シャッター ステンレスグリルシャッター
（電気錠付門扉）YKKap エクスティアラ、
（ガレージ）RC造打放し仕上げ（一部塗装）アプローチ(1)タイル：ADVAN チェポディグレ、
（アプローチ・テラスタイル）INAX コンテⅡ
（テラス(2)タイル）名古屋モザイク バイオフィリップ
（植栽）アオダモ他
（その他）土間コンクリート、ライティング