建物とシンクロした立体造形

この度、住宅新築に伴う外構工事を行いました。
工事を建築計画の初期段階から建物外観とエクステリアデザインをシンクロさせることに成功した実例になります。

大きな敷地で広い間口というデザインの難しい敷地条件。
こだわる部位とシンプルに収める部位、ゾーンでコストとプランを明確に位置付けすることでバランスを取りながら敷地全体がきちんと納められています。

大胆かつ、リズミカルに。

壁を分割しながら角を重ねるエントランスの壁は、通りを進むにつれ、立体的かつリズミカルに壁の表情を変えていく。
道路間口の長さは30m以上あり、ただの壁の連続では単調で面白くありません。
弓形にカーブしながら高低差のある地形を逆手に取った、目線の動きを意識させるデザインが、壁と建物が見る角度によって印象を変えます。

外観のテクスチャーでは、建物外壁の石のアクセントタイルと各所に敷き詰めた割栗石がリンク。
それにより、コンクリート打放しの無機質なツヤが自然石のカド張った無骨な荒々しさを引き立て共鳴します。

（RC造ゲート）RC打放し仕上げ
（電動シャッター）文化シャッター_小町様
（電気錠付門扉）YKKap_エクスティアラアーチ
（アプローチタイル・テラス）ICOT Ryowa_カリラ
（植栽）ボックスウッド・シマトネリコ他